WORLD

Story

突き抜けるような青空、周りに広がる透明で
美しい水面、じりじりと肌を焦がす太陽。
――夏の風景の中、1人の少女は、まるで
取り残されたようにこの世界へと迷い込んでいた。

少女の名は星崎愛央。
ぽつんと漂う学校では、記憶をなくした3人の
少女たちが暮らしていた。
お互いに分かるのは名前だけ。
愛央は戸惑いながらも元の世界に戻る手がかりを
探すため、彼女たちとの奇妙な共同生活を
することに。

そんなある日、学校と辺り一面に広がる水しか
なかった世界に、突然新たな景色へ続く道が
現れる。
意を決して足を踏み入れる愛央たち。

道の先にあったのは、どこか見覚えのあるものが
不規則に存在する不思議な場所。戸惑いながらも
その全貌を確かめるため、歩みを進めたとき――

そこには見たこともないモンスターの姿があった。
窮地に陥ったとき、少女たちは不思議な力を
手に入れる。
夏を閉じ込めたような世界、記憶を失くした少女たち。
謎が解けるとき、少女たちは何を手にするのだろう。

ココロトープ

ある日、学校と水しかなかったこの世界に突如現れた新たな場所、「ココロトープ」。
不可思議な空間には、元の世界で見慣れたような物が無秩序に置かれていた。

この世界についての手がかりがないだろうか。「ココロトープ」を探索していると、不思議な光――「記憶の欠片」を見つける。
愛央たちがそれに触れた途端、靭こころの記憶が少しずつ戻り始めた。

どうやら、この空間にある「記憶の欠片」はこころの記憶に関係するらしい。
大切なことを思い出したとき、それに呼応するよう新たな少女がこの世界に現れた。
こころは少女を「詩帆」と呼ぶ。
「ココロトープ」とは。この世界は、一体何なのだろう。少女たちは未だ謎に囚われたままだ。

学校魔改造計画

「面白いことをしたい」という勇希の発案で始まった「学校魔改造計画」。思い思いのアイディアを出し合いながら、最初に作ったのは海の家風の秘密基地。かき氷が食べたい!とはしゃぐ愛央たち。

楽しい学校づくりに精を出す中で、愛央には気になることがあった。それはここに来たばかりの時、話しかけられた謎の少女の存在。
こころたちも彼女を見たことがあり、幽霊のように神出鬼没なことから「ユーコ」と呼んでいた。
この世界には、愛央たちの他にも人がいるのかもしれない。力を合わせて謎を解き明かすため、愛央たちはさらに絆を深めていく。

クラック

ココロトープを探索し、学校開発を進め、皆との絆が徐々に深まってきたある日――それは突然現れた。
青空がひび割れた、目を見張るような光景。
唯一安全だった学校に現れた「クラック」。
愛央たちが危険に晒されるにつれ、この世界の謎へ近付いていく。

ユーコちゃん

「ユーコちゃん」とは、日菜子のかつての友人「ユズ」ではないか?
そう考えた愛央たちと日菜子は、神出鬼没な「ユーコちゃん」と会うことに何とか成功する。日菜子はユズだと確信するが、ユズ自身は戸惑った様子。彼女も記憶を失っているのだろうか?
そしてユズは、聞いてほしいことがあると真剣な表情を少女たちに向ける。